2014年8月25日月曜日

江上茂雄展、終了しました

茂雄さんが長らく暮らした荒尾市での、没後初めての展示会。荒尾総合文化センター(8/6~8/14)、万田炭鉱館(8/19~8/24)、2つの会場での会期がすべて終了しました。地元のたくさんの方に絵を観てもらって、茂雄さんも悦んでいらっしゃると思います。足を運んでくださった方、気にしてくださった方、みなさんありがとうございました。

熊本日日新聞の小野さんが記事を書いてくださっていました。茂雄さんが亡くなられてすでに小野さんが書いてくださった追悼記事が今回の展示会のきっかけでもあります。ご縁と変わらぬ愛情に感謝いたします。(たけ)

熊本日日新聞 8月22日

2014年8月15日金曜日

「江上茂雄 ふるさと荒尾展」前半終了

8月6日から荒尾総合文化センターで開催されていた「江上茂雄 ふるさと荒尾展」が先日14日に終了しました。

開館日8日間で500人ほどの方に茂雄さんの絵を観ていただくことができたようで、わたしたちもとてもうれしく思っています。

昨日はチーム茂雄(とく、かじ、たけ)も全員集合。「江上さんが街で絵を描いていらっしゃるのをよく見ていた」「あの時のあの人が江上さんなのだと改めて知った」「自宅にうかがって絵をもらったことがある」「描かれている風景のどれもこれもがよく分かる」との地元ならではのホットな反応に、ちょっぴり胸を熱くしました。

わたし(たけ)は作品解説を仰せつかったのですが、いつもながら熱が入る余りのグダグダ1時間トーク。茂雄じいちゃんもそれをみこしてか、トークが始まる直前から大雨が降り、「私は湿りけの多い人間ですから」と言っていたじいちゃんが初盆で帰ってきているんだなあ、と愉快な気持ちでした。

じつは搬入展示の日も雨、1年前の福岡ケンビでの展覧会オープンの日も雨、そして突然の旅に出られたと連絡をもらった日も雨でした。神通力?ハンパないですね。

さて、「江上茂雄 ふるさと荒尾展」はじつはまだ後半戦が残っています。おなじく荒尾の万田炭鉱館にて8月1日から24日まで。出品点数はぐっと絞り込まれますが、絵はまた違った表情を見せてくれるのかもしれません。お近くの方はぜひ足をお運びください。

万田炭鉱館
→ http://www.city.arao.lg.jp/intro/pub/detail.aspx?c_id=16&redi=ON&id=22&pg=1

でもじいちゃん、作品搬入日にはなるべく雨は降らせないでね。(たけ)

熊本日日新聞 8月4日

熊本日日新聞 8月7日

2014年8月3日日曜日

今日の茂雄さん(その8)


今週8月6日から荒尾市総合文化センターで江上茂雄さんの展示会が開催されます(~8/14)。小さな規模ですが、クレパス・クレヨン画、水彩画あわせて30点を出品します。

今回ご紹介するクレパス画は、そのうちの1点。去年の展覧会では3館のどこにも出品されなかったものです。そういう絵を荒尾の展示会ではわずかですが見てもらえます。

とくにこの絵は石炭工場を描いた、茂雄さんの画題には比較的珍しいもの。茂雄さん自身は大牟田の三井三池炭鉱で働きつづけましたが、荒尾も万田坑を抱える土地ですから、なつかしくご覧になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

構図のつくり方、マチエールの豊かさ、荒々しくもどこか牧歌的な雰囲気。とても茂雄さんらしい絵でもあります。

茂雄さんが退職されてから40年住み続けた荒尾の地。初盆ですからふらっと帰ってこられるかもしれませんね。(たけ)


荒尾総合文化センター


荒尾総合文化センターでの展示の後、出品数を減らして万田炭鉱館(荒尾市)でも展示会が開催されます(8/19~8/24)